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セルジュ・ダグノー プイィ・フュメ

◆これぞ「プイィ・フュメ」という正統派な一本 ドメーヌ・セルジュ・ダグノーは、ロワール川右岸、プイィ・フュメの中心地プイィ・シュール・ロワールの町から北へ3km、ブドウ畑に囲まれたサン・タンドランの小さな集落にあります。ドメーヌ設立当初は小麦畑なども耕作する複合農業を営んでおり、現在のワイナリーも納屋だった建物が一部利用されています。初代が購入した土地7haにブドウを植え、2代目がドメーヌとして規模を拡大しました。3代目セルジュ氏の後、4代目当主はセルジュ氏の娘2人が務めています。現在はワイン専業で18haを所有し、75aのシャスラ(プイィ・シュール・ロワールのアペラシオン)を除いて、ソーヴィニョン・ブランからプイィ・フュメを生産しています。表土は「テール・ブランシュ(=白い土)」と呼ばれる粘土石灰質の下に、泥土キンメリジャンが広がるテロワールです。ロワール川を挟んだ対岸サンセールに比べるとほぼ同じ土壌ですが、標高が低く、骨格の柔らかな味わいのワインが生まれます。プイィ・フュメの奇才ディディエ・ダグノーが親戚にあたり、地元では、一般愛好家向けのインパクトの強いワインがディディエならば、プロ向けのオーソドックスな正統派ワインはセルジュとされています。 こちらは、テール・ブランシュ(=白い土)と呼ばれる粘土石灰質土壌と、シャブリと同じく底土に貝殻を多く含むキンメリジャン土壌で、南から南東向きの良質畑から造られる、平均樹齢35年のソーヴィニヨン・ブランを贅沢に使用しています。アタックは柔らかい印象ですが、キンメリジャン由来の豊富なミネラルと果実の厚み、完熟度を存分に感じます。これぞ「プィイ・フュメ」という正統派な一本です。
¥3,696
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ジャクソン アイ ボーセル・テルム

◆熟成した濃密な果実味と複雑な味わいの希少キュヴェ 200年以上の長い歴史と伝統を誇り、グラン・クリュ アイ村、本拠地のあるディジー村などにある自社畑を中心とした52haの畑から類稀なるシャンパーニュを生み出すのが、このジャクソンです。ジャクソンのシャンパーニュは、ナポレオン皇帝からの籠愛をも獲得し、皇帝自身の結婚式にも振る舞われたという逸話も持ちます。また、その最高の栄誉を賞され、皇帝よりメダイユ・ドール(金メダル)を献上されました。かの有名なジョセフ・クリュッグは、創業前ジャクソンのセラーで修行して自身のメゾンを設立したという歴史もあります。「ワインはセラーからではなく、畑から生まれる」という考えのもと、栽培責任者は収穫時には全ての畑をくまなく見て回り厳しく指示しており、栽培はリュット・レゾネで、ブドウの根が十分にミネラル分を吸収できるように土壌の手入れは怠りません。醸造においては、現在では珍しい旧式の垂直プレス機を使用し、より繊細でクリアな果汁を得るために丁寧に圧搾されています。自社シャンパーニュのために使用するマストは一番搾りのみで、プルミエタイユは他のネゴシアンに売っています。 現在当主を務め革命を起こし続けているジャン・エルヴェ・シケ氏とその弟ローラン氏は、スタンダードキュヴェを従来のノン・ヴィンテージをブレンドするのではなく、収穫年ごとの味わいの秀逸さに重点を置き、毎年秀逸なグラン・ヴァンを造り出すという大幅なドメーヌの方向性を2000年から変更しました。リューディーごとのテロワール、ヴィンテージごとの個性を表現したのが700シリーズです。最初にリリースされたキュヴェ728は、創立されてから728番目にブレンドされたキュヴェであることに由来します。ジャクソンのシャンパーニュ造りに対するフィロソフィーは、長い歴史とともに飛躍の時を迎え、今や世界に認められる存在となり、数々の専門誌で高い評価を受け続けています。 ヴォーゼル・テルムは、アイの真南向きの急斜面中腹部にあるリューディで、チョーク層上に小石が多く混じる石灰岩土壌です。1980年に植樹されたピノ・ノワールを使用し、ノンドザージュで造られます。ピノ・ノワールらしい厚みと旨味が感じられますが、10年以上の熟成とは思えない、驚くほどのフレッシュ感も保っています。熟成した濃密な果実味と清明なミネラル、複雑で洗練された味わいです。日本への入荷はほんの僅かしかない幻のキュヴェです。
¥30,800
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グザヴィエ・ジェラール ヴィオニエ

◆ローヌで最も手に入れにくいワイン造るグザヴィエ・ジェラールのヴィオニエ コンドリュー村にワイナリーを構えるグザヴィエ・ジェラールは、1980年にピエール・ジェラール氏によって設立された小さな家族経営のドメーヌです。2013年より息子のグザヴィエ氏が2代目当主として指揮を執っています。オフシーズン毎に世界中のワイナリーを周って研鑽を積み、国内でもアルザス、ブルゴーニュと各地で修業しました。約10年に及ぶ他ワイナリーでの経験を経て、満を持して2013ヴィンテージのコート・ロティを初リリースするや否や、数多くのメディアで賞賛され、今や国際市場で多大な人気を博しています。受け継いだ畑は7.8haで、コンドリューとコート・ロティ、サン・ジョセフに広がります。コート・ロティには、ランドンヌやフォンジャンなど珠玉の区画を含んでおり、これらは北ローヌで最も高額かつ人気の高いギガルやジャメのコート・ロティのバックボーンを作っている区画です。畑は、リュット・レゾネで、機械耕作が出来ないほど傾斜が急なため全て手作業で行われています。白では大樽、赤ではステンレスタンクを使用してアルコール発酵、マロラクティック発酵を行いキュヴェ毎にバリック、デゥミ・ミュイ、フードルなど樽のサイズを変えて熟成させています。テロワールとヴィンテージの個性を反映したワインを意図し、ブドウのポテンシャルを最大に発揮させる彼のワインは、ピュアな果実と美しい酸、はっきりとしたミネラルが見事なバランスで支え合っています。 こちらは、コンドリューの丘の上部ヴェラン村にある1.5haの畑で、平均樹齢20年のブドウを使用しています。完熟したオレンジやメロンにミネラルと生姜のニュアンスが溶け込むエキゾチックなアロマ。たっぷりとした果実の旨味が広がり、凝縮感がありながらも焦点の定まった味わいで、余韻もクリアで心地よく続きます。ほぼローヌ地方で消費されるキュヴェです。
¥3,346
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ガティノワ グラン・クリュ アイ トラディション・ブリュット NV

◆エレガントさとフィネスを備える充実したシャンパーニュ アンボネイ村、ブジー村と並び、シャンパーニュ随一のピノ・ノワールを誇るグラン・クリュであるアイ村。ロマネ・コンティもポンパ・ドール夫人とのコンティ公による争奪戦で有名ですが、アイ村はそれ以上に当時のフランスで最高峰の赤ワインとして崇められ、王侯貴族たちがこぞって畑を手に入れようと奔走したほどの村なのです。 アイ村の畑はほとんどが南向きで、最高峰のピノ・のワールと少量のピノ・ムニエ、シャルドネを生み出しますが、その中でも最高の畑はアイの街のすぐ背後、マルヌ川沿いに落ち込む急斜面と言われています。それは、冷たい北風が遮断され、かつマルヌ川の反射光と湿度による暖かな気温の恩恵を受けているためです。 ガティノワは、これらの最高の区画を含む27区画をアイ村だけに保持しており、「ガティノワのフィロソフィーは伝統の継承である」と、先代ピエール・シュヴァル氏はおっしゃっていました。現在は、息子さんの12代目のルイ氏が当主を務め、更に磨きのかかった洗練された味わいを生み出しています。 力強い味わいに加えて、最高のフィネス、エレガンスさを備えた気品が、ガティノワのシャンパーニュ全てに共通する味わいです。卓越したピノ・ノワールを用いて、より一層のアロマや果実のパワーを引き出すのは可能ですが、あえてエレガントさとフィネスを優先させた造りをしています。 こちらは、力強いピノ・ノワールの芳醇さに加えて、シャルドネがその輪郭を添えている、最高のフィネスとエレガントさを備えた気品ある一本です。キリッしたフレッシュな酸を感じ、余韻も非常に長く、キレとコクのある味わい。最高のピノ・ノワールを生み出すアイ村のテロワールを存分にお楽しみください。
¥7,108
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アルガーノ 甲州

◆11/3(水)遂に解禁!!日本最高峰のワイナリーの固有品種『甲州』を用いたジャパンヌーヴォー!! 勝沼醸造は、1937年創業以来、勝沼の自然の恩恵を生かすワイン造りに励んできました。甲州ブドウに特化し、甲州ブドウを用いたワインで世界中の人々を感動させることに尽力を注いでいるワイナリーです。 甲州は1300年以上の歴史を持つ日本固有のブドウ品種です。現在は、有賀裕剛専務を中心に、この甲州本来のポテンシャルを更に追求し、甲州にしか出せない味わいの素晴らしいワインを生み出しています。原料となるブドウの品質にこだわり自らの手で栽培を行い、また、信頼のおける生産者と濃いパートナーシップを保ち、品質の高いブドウ栽培を追求しています。ブドウを絞る際にも、ゆっくりとストレスをかけずに本来の個性や味わいを抽出していきます。そして、実験と検証を繰り返す有賀専務の新しいチャレンジには毎回驚かされるばかりです。テロワールや品種の個性にこだわり、全房醗酵、野生酵母の使用、無補糖、アンフォラを使用するなど、納得できるワイン造りを日々続けています。 『アルガーノ 甲州』はその年とれたぶどうを用いてつくられる勝沼醸造で最も早く出荷されるワインのひとつです。2021年は有賀専務の語る「いい意味で水のような味わい」という言葉がぴったりの出来栄え。ヌーヴォーならではの瑞々しくフレッシュな味わいはやさしく自然と身体に馴染む日本ワインの目指す先を映すかのような素晴らしい完成度を誇ります。
¥1,980
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