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200年以上の長い歴史と伝統を誇り、グラン・クリュ アイ村、本拠地のあるディジー村などにある自社畑を中心とした52haの畑から類稀なるシャンパーニュを生み出すのが、このジャクソンです。ジャクソンのシャンパーニュは、ナポレオン皇帝からの籠愛をも獲得し、皇帝自身の結婚式にも振る舞われたという逸話も持ちます。また、その最高の栄誉を賞され、皇帝よりメダイユ・ドール(金メダル)を献上されました。かの有名なジョセフ・クリュッグは、創業前ジャクソンのセラーで修行して自身のメゾンを設立したという歴史もあります。「ワインはセラーからではなく、畑から生まれる」という考えのもと、栽培責任者は収穫時には全ての畑をくまなく見て回り厳しく指示しており、栽培はリュット・レゾネで、ブドウの根が十分にミネラル分を吸収できるように土壌の手入れは怠りません。醸造においては、現在では珍しい旧式の垂直プレス機を使用し、より繊細でクリアな果汁を得るために丁寧に圧搾されています。自社シャンパーニュのために使用するマストは一番搾りのみで、プルミエタイユは他のネゴシアンに売っています。
現在当主を務め革命を起こし続けているジャン・エルヴェ・シケ氏とその弟ローラン氏は、スタンダードキュヴェを従来のノン・ヴィンテージをブレンドするのではなく、収穫年ごとの味わいの秀逸さに重点を置き、毎年秀逸なグラン・ヴァンを造り出すという大幅なドメーヌの方向性を2000年から変更しました。リューディーごとのテロワール、ヴィンテージごとの個性を表現したのが700シリーズです。最初にリリースされたキュヴェ728は、創立されてから728番目にブレンドされたキュヴェであることに由来します。ジャクソンのシャンパーニュ造りに対するフィロソフィーは、長い歴史とともに飛躍の時を迎え、今や世界に認められる存在となり、数々の専門誌で高い評価を受け続けています。
ヴィンテージシャンパーニュのミレジムの中でも特に評価の高い1976年を思わせる出来映えの、2002年ヴィンテージです。ヴァレ・ド・ラ・マルヌ、コート・デ・ブランの2つの地区のテロワールをブレンドしており、畑をブレンドするミレジムとしては2002年が最後です。1.5gという極めて少ないドザージュは自信の現れであり、ジャクソンの哲学が詰まった究極の一本です。
生産者形態
産地 フランス/シャンパーニュ地方
品種 ピノ・ノワール 57%、シャルドネ 43%
色 泡、白
ヴィンテージ 2002
原語 Jacquesson Champagne Degorgement Tardif Millesime
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