渡邊酒造場は100年以上の歴史を誇る焼酎蔵。1914(大正3)年に初代当主である愛媛県出身の渡邊壽賀市氏が、移住先の宮崎市田野町で焼酎蔵を購入したことから始まります。現在は、四代目にあたる兄弟が蔵を守っています。原材料に使用するのは、地元田野町で自家栽培されたさつまいもなど宮崎県産のものと、初代壽賀市氏の故郷である愛媛県産の農作物。「ふたつの故郷」のもののみを使用して焼酎造りが行われます。また、天然の酵母を取り込むために、仕込みに使用する櫂棒などの道具も各所に自生する小木などを利用して手造り。創業以来、常圧蒸留一本で勝負するなど、独自のスタイルを確立しています。
「雪のまんねん」は、冬季限定の芋焼酎。原材料は、自家栽培の「黄金千貫」と宮崎県産新米「夏の笑み」。とれたての宮崎県産のもののみを使用した純宮崎産芋焼酎です。アルコール度数28%の無濾過仕上げで、新酒ならではの濁りと芋のフレーバーが特徴的。柔らかな口当たりと深いコク、芋の旨味をしっかりと感じられます。