「食中酒、さらに進めて、料理と仲睦まじい食仲酒に至る」をコンセプトに、何とも上品でクリアな酒「綿屋」を醸すのは宮城県金の井酒造です。この味わいは、蔵のこだわりと意識の高さに納得させられます。水は蔵から3km離れた山中から引くこの地の名水「小僧山水」で、高度が高く少し発酵は強いが寒冷の地での酒造りにおいては柔らかな酒質に仕上がるとのこと。そして、酒米の多様性もこだわりのひとつです。徳島の阿波山田錦をはじめ全国に信頼できる契約栽培農家を抱え、また地元の米にも注目し、農家の方々と一心同体となり真剣に向き合った酒造りを行っています。
「冬綿」は、岡山県産「雄町」を100%使用した季節限定酒。蔵付き酵母(通称: 綿屋酵母)を使用した、酵母由来の酸と雄町ならではの旨味が絶妙なバランスで合わさった食仲酒です。甘酸っぱさのある落ち着いた飲み口の後にすっきりとした余韻が流れる、メリハリのある味わいです。鍋ものなど冬の味覚とご一緒にお楽しみください。