◆地元の米を大切にした酒造り

三和酒類は「下町のナポレオン」こと「いいちこ」で有名な酒蔵です。1958年に赤松本家酒造株式会社、熊埜御堂酒造場、和田酒造場の3社が合併し日本酒メーカーとして設立されています。「安心院ワイン」でも知られており、統一銘柄として誕生した「和香牡丹」はいいちこやワインよりも古い歴史があります。「地元・宇佐の米で造った『和香牡丹』をお客様に楽しく飲んでいただき、地域貢献をしていきたい」という考えの元、原料米に宇佐産ヒノヒカリを使ったり、雄町の契約栽培を始めています。以前は生産量の9割が本醸造と普通酒でしたが、今では3割程度が純米酒です。
「ヒノヒカリ」は九州を代表する飯米です。この純米吟醸はガス感やフレッシュ感を残し華やかな香りもあります。刺身はもちろん、イタリア料理などとも合う一本です。2020年の「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」で最高賞を獲得しています。

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