神亀酒造は江戸時代末期の嘉永元(1848)年創業。昭和62(1987)年には仕込む酒のすべてを純米酒に転換しました。日本酒蔵で初の純米蔵として知られています。「神亀」とはかつて蔵の裏手にあった「天神池」に棲むという神の使いの亀にちなんでいます。仕込み水は秩父系荒川の伏流水を使用。硬水ならではの骨格のしっかりとした酒質です。
こちらの「純米吟醸 凡愚」は、グラスに注ぐと美しい琥珀色。古酒香がしっかりあり、甘みや渋みのある複雑な味わいは古酒好きには持ってこいの一本です。お燗にすると酸が引き立ち、より骨太な旨みが増します。チーズやクリーム系のもったりしたお料理と良く合います。熟成による深い味わいをお楽しみください。