美吉野醸造は、紀伊半島の中心にある吉野川を臨む六田(むだ)に1912年に蔵を構えました。千本桜で知られる奈良吉野で豊かな自然の恩恵を受け、手造りだからこそできる「米の旨味が伝わる酒」を醸しています。美吉野醸造のアイデンティティとして「酸を解放する酒造り」というものがあります。一言に「酸のある酒」とは言っても、ただ単純に酸っぱい酒という意味ではなく、吉野の風土に寄り添った発酵が豊かな酸を生み出し、そうして生み出される酸の魅力を最大限に引き出す。美吉野醸造独自の個性的な醸造スタイルがそこには確かに存在します。業界でも異彩を放つ、唯一無二の個性派蔵元のひとつです。
「花巴 スプラッシュ」は、山廃で仕込んだ純米大吟醸の生原酒をオリごと瓶詰めし、瓶内二次発酵で仕上げた活性にごり酒です。炭酸ガス、酵母無添加の山廃造りとごくごくナチュラルな製法で醸されています。柑橘系のニュアンスとジューシーでクリーミーな味わい。しっかりとしたガス感がなんとも爽やかな季節限定のお酒です。
※そのまま開栓すると中身が噴きこぼれることがありますので、開封の際はスクリューキャップを何度か開け閉めして、十分注意の上お開けください。また、保管は立てた状態のままでお願い致します。